列車のご利用

車いすをご使用のお客様へ

ご利用について

  • ○列車をご利用いただくにあたり、列車とホームの間に隙間や段差があります。国土交通省が発表している「車椅子使用者の単独乗降と列車の安全確保を両立しうる段差・隙間の目安」は段差3cm・隙間7cm以内ですが、当社でその目安を満たしている駅はありません。ご利用いただく際には、駅係員がスロープをご用意し、ご案内いたします。

※上記の写真は例です。列車の種類や駅・ホームによって、段差・隙間の幅は異なります。

  • ○当社には無人駅が多くあります。また、有人駅であっても係員不在の時間を設けている駅が多くあり、事前に駅係員の手配が必要な場合があるため、ご利用の計画段階で予めご相談いただきますようご協力をお願いいたします。
列車の運行している時間内であれば、係員がご案内できる駅(※1) 12駅
有人駅ですが、係員の配置上、事前に係員を手配する必要のある駅(※2) 83駅
無人駅であり、事前に係員を手配する必要のある駅(※3)  227駅

上記の各駅についてはこちらをご覧ください。

2024年4月1日現在

  • ※1 駅係員が常駐していても、列車に遅延や運休が発生している際や、混雑時などはご案内までにお時間をいただく場合があります。
  • ※2 日・祝が駅係員不在の駅、時間帯によって駅係員が不在となる駅、駅係員の配置が少ない駅があります。
  • ※3 簡易委託駅(きっぷ発売など駅業務の一部を自治体関係者等に委託している駅)や、駅機能は持たないが、構内に営業する店舗のある駅を含みます。
  • ※駅係員の手配の都合上、ご利用日や駅の変更等をご相談させていただく場合があります。

【お客様からいただいたお声】

当社は本州の鉄道と環境が異なる場合があり、せっかく北海道旅行へお越しいただきましたが、移動に際しお客様にご不便をおかけしてしまいました。

車いすで本州から旅行に来ました。利用したかった駅は有名な観光駅であったため、エレベーターがあり、いつでも駅員の人が介助してくれると思っていました。しかし、行ってみるとエレベーターがなく、18時以降は駅員の人が不在となり、移動に困ってしまいました。

車いすを使用する家族を連れて北海道に来ました。私たちが住む本州の地域では、段差のある車両がなかったので駅員の人に介助を頼まずに自由に乗り降りしていました。ところが北海道に来てみてビックリ!駅や列車によっては段差や隙間が大きく、どうにか自力で降りましたがとても怖かったです。事前に介助をお願いしておけばよかったと思いました。

  • ○当社ではエレベーターの設置については、バリアフリー法に基づき整備しており、観光地の最寄り駅であってもエレベーターがない駅があります。
  • ○駅によって営業時間が異なり、夜の時間帯は駅係員が不在となる駅も多くあります。(各駅の営業時間はこちらです。)また、営業時間内であっても駅係員が一人の駅もあり、放送案内やきっぷ発売など複数の業務を一人で行っております。
  •  上記のお客様のお声のように北海道の鉄道は本州と環境が異なる場合もあります。来駅されてからお困りになることがないよう、ご利用になる駅の情報を「らくらくおでかけネット」に掲載しておりますので、安全に安心してご移動いただくためにも事前に利用する駅をご確認いただきますようお願いいたします。

※その他よくいただくお問い合わせ内容については、「よくあるご質問」に掲載しておりますのでこちらもご覧ください。

  • ○ホーム上で列車をお待ちの際や車内ではブレーキをかけていただきますようお願いいたします。
  • ○移動の際は、周囲のお客様にもご注意ください。(走行の際のスピードにはご注意いただき、車いす非対応エスカレーターの使用はおやめください。)
  • ○列車によってはドア幅が狭く、車いすをご使用のままご利用いただけない場合がございます。主な列車のドア幅・通路幅はこちらをご覧ください。
  • ○ハンドル形電動車いすをご使用のお客様は、利用できる駅・列車が限られるため、必ずこちらをご確認ください。
  • ○駅・列車内でお手洗いのご利用などがおひとりでできないお客様には、介助の方がご同伴いただきますようお願いいたします。

駅の主なバリアフリー設備

エレベーター
車いすご使用のお客様が内部で転回することなく利用できるスルー型エレベーターを備えた駅もあります。

車いす対応エスカレーター
※通常のエスカレーターを介助モードに切り替えるため、ご案内にお時間を要します。

階段昇降機
※低速で移動するため、ご案内にお時間を要します。

バリアフリートイレ
車いすのままご利用いただけるスペースの広い洋式トイレを設置しています。

列車の主なバリアフリー設備

車いす対応トイレ
車いすのままご利用いただけるスペースの広い洋式トイレを設置しています。
※一部の列車には設置されていません。

多目的室
体調が優れない時、授乳時などに利用できる多目的室を一部の特急列車にご用意しています。ご利用の際は、車掌にお申し出ください。

車いす対応座席(特急列車・快速エアポート)
車いすを畳んで横に置くことができる指定席を設置しております。
対象列車:快速エアポート、特急宗谷・サロベツ・オホーツク・大雪・カムイ・ライラック・すずらん

車いすスペース(特急列車)
車いすのままご利用いただけるスペースを伴う指定席を設置しております。
対象列車:特急北斗・とかち・おおぞら

車いすスペース(普通・快速列車)
札幌圏の普通・快速列車、および札幌圏以外の一部の普通・快速列車には車いすスペースを設けています。

優先スペース(特急ライラック)
特急ライラックの自由席車両に優先ペースを設けていますが、乗降ドア幅が狭いのでご注意ください。
※ドア幅についてはこちらをご覧ください。

車いす対応座席の申し込み

  • ○新幹線や一部の特急列車・快速エアポートには、車いすを畳んで横に置くことができる指定席や、車いすのままご利用いただけるスペースを伴う指定席をご用意しております(「列車の主なバリアフリー設備」をご覧ください)。ご予定が決まり次第、みどりの窓口へ直接または電話でお申し込みいただき、お申し込みいただいた駅にてご乗車までにきっぷをお求めください。
  • ○「車いす対応座席」は、北海道・東北新幹線をご利用の場合、また、北海道・東北新幹線と乗り継ぐ場合に限り特急北斗もWEBからお申し込みいただけます。WEBからのお申し込み・詳細はこちらをご覧ください。
  • ○お申し込みは、乗車日1カ月前の10時から承りますが、満席等の場合は、ご希望の列車にご乗車いただけない場合がありますので、お早めのお申し込みをお勧めいたします。

※きっぷの割引制度や補助犬の帯同、ご利用に関する相談窓口などはこちらをご覧ください。