トンネル豆知識

森の中にいるように
水の音が聞こえてきます

トンネル内の岩にしみた海水を排水する量は、なんと1分間に約20トン。
トンネル内で森のような水の音が聞こえるのは、この排水ドレーンに集められる音だったのです。

トンネル内で一番広い
「横取基地」

幅10.8メートル、高さ8.08メートル、長さ91メートル。青函トンネル内で一番広い保守の基地です。(写真右奥)

「写真提供 鉄道・運輸機構」

 

地上からトンネルへの一番の近道は毎分150メートルのケーブルカー

毎分150メートル、15人乗りのケーブルカーは、約5分で定点、さらに3分で地底に着きます。ちなみに階段は、吉岡斜坑で2,102段、竜飛では2,247段になっています。

本坑点検作業は
4人乗り巡回車で

上下線の各レール間にある通路では、架線のチェックなどを行う、4人乗りのディーゼルエンジンつき巡回車が走ります。

トンネル内はさわやかな風が吹いています

吉岡側と竜飛側の斜坑から毎分3,800立方メートルの風を送ると、出口に向って常に1メートルの風が流れる「常用換気」が行われます。

気温20度・湿度80〜90%と
一定の環境を保っています

トンネル内は四季を通してほぼ均一の環境が保たれています。

 

北海道と青森が
ピッタリとつながった!!
〜世界が絶賛した測量技術〜

北海道と青森からトンネルの掘削を進め、中央で開通させようとした計算、つながった時なんとその誤差は距離で2cmしかありませんでした。さらに、水平ボーリングでは2,150mを達成。これは世界最長記録でした。

青函トンネルのあゆみ (完成後) 青函トンネルのあゆみ(完成前)