安全の取り組み

4. 計画運休の考え方

 JR北海道では、激甚化する自然災害へのハード対策や、降雨・降雪・風の状態監視などにより、鉄道の防災・減災技術の高度化を進め、列車運行の安全性向上に努めています。
さらに、大型の台風や低気圧の接近・上陸が事前に予測できる場合や暴風雪により列車の運転に支障が生じると見込まれる場合、あらかじめ運休を計画し、事前にお知らせする「計画運休」に取り組んでいます。

計画運休の目的

 「計画運休」は、雨や雪により、列車の駅間での⻑時間停車や駅での混乱等を未然に防⽌し、ご利⽤のお客様の安全確保等を目的に取り組みます。

「計画運休」の主な流れ(情報提供のタイムライン)

  • 大型の台風や低気圧の接近が少なくとも24時間前から予測でき、影響の範囲が、全道に及ぶことが予想される場合、または札幌圏に及ぶことが予想される場合に実施します。
  • 台風等が到達する予報日等の前々日までに、「計画運休」を実施する可能性をお知らせします。
  • その後、台風等が到達する予報日の前日までに、「計画運休」を実施する線区等についてお知らせします。
  • 「計画運休」を実施する当日は、運行状況についてお知らせします。
  • 運転再開については、「計画運休」を行った区間の荒天が収まり、点検が可能となり次第速やかに、安全な運行のための点検や除雪作業等を行い、安全を確認したのち、運転再開します。

※上記の「計画運休」によらず、ゲリラ豪雨や暴風雪などの天候の急変により、急遽、列車の運休や遅延が発生することもございます。