安全の取り組み

安全の再生について

 当社は、2011年5月に石勝線列車脱線火災事故を起こし、その後も、特急車両のエンジントラブル、軌道検査データの改ざん、社員の不祥事などを発生させたことにより、2014年1月に国土交通大臣より「輸送の安全に関する事業改善命令及び事業の適切かつ健全な運営に関する監督命令」を受けることとなりました。

 当社をご利用のお客様、地域の皆様、関係の皆様に大変なご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

 このような事態を引き起こしたことを深く反省し、当社はこれまでの間、グループをあげて「安全の再生」に向け全力で取り組んできています。今後も「安全」を経営の根幹と位置づけ、これまでの安全の取り組みを継続しつつ、2019年に策定した「安全計画2023」に基づき、更なる安全性向上に向けた取り組みを進めるとともに、安全投資と修繕を着実に実行し、安全基盤の再構築を一層推進してまいります。

 これからもお客様、地域の皆様に信頼され、安心してご利用いただける鉄道会社への再生をめざし、全社一丸となって取り組んでまいります。

北海道旅客鉄道株式会社代表取締役社長 綿貫 泰之