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よくあるご質問 - 駅・車両の設備について - 車両設備

列車の窓の曇りや汚れで景色が見えません。何か対策はしないのでしょうか。

車両窓の視認性が低下している車両があり、お客様にご迷惑をおかけし申し訳ございません。

弊社の車両は、冬期間の走行中に付着した雪や氷の塊が高速で線路に落下することで線路の石を跳ね上げて、車両の窓ガラスに衝撃することがあります。そこで、車両窓の破損、破損によるお客様のお怪我を防ぐため、二重窓の外側に「樹脂製の窓」を採用しています。 

この「樹脂製の窓」は破損には強いのですが、普通のガラスに比べて素材が柔らかいため細かな傷が付きやすく、車両基地の洗浄水に含まれる不純物が「樹脂製の窓」の傷に入り込むことにより汚れが付着しやすくなります。その汚れが酷くなって視認性を妨げている車両がありますので、定期的に薬剤で汚れを除去しています。

しかし、この薬剤による除去を繰り返すと、全体的に白く曇ったような状態となり、この結果視認性が低下している車両もあり、一旦、白く曇ったような状態になると修復が難しいため、車両窓からの視認性の低下が目立つ車両から優先して窓の交換を進めております。

また、汚れの原因となる不純物を含む車両洗浄水そのものを改善する試みも現在検討しているところです。

汚れ除去及び窓の交換後の写真はこちら