JR北海道の取り組み
お客様満足(CS)の向上を目指した取り組み
改善報告
平成24年度 改善報告
- Kitacaの全国相互利用サービスが開始しました。
- 札幌駅の自動改札機の上に進路案内を設置しました。
- 長都駅の通路に滑り止めのマットを敷きました。
- 塘路駅前をアスファルト舗装しました。
- 札幌駅においてホーム混雑緩和のため店舗を一部撤去しました。
- 札幌駅の西みどりの窓口の看板を見やすくしました。
- 旭川駅の「グリーンボックス」の位置を変更しました。
- 八雲駅において階段の段差の視認性を向上させました 。
- 琴似駅ホームをお客さまが並びやすいように改善しました。
- 新千歳空港駅の案内サインのリニューアルを実施中です。
- あいの里教育大駅南口がオープンしました。
- 篠路駅の駐輪場に照明を設置しました。
- 札沼線(愛称:学園都市線)を電化しました。
- 桑園駅のホームに乗車口位置の案内を設置しました。
- 札幌駅にお客さまへのご案内用としてiPadを導入しました。
- 沿線高校の学生に乗車マナーのパンフレットを配りました。
Kitacaの全国相互利用サービスが開始しました。

Kitacaを道外でも使えるようにしてほしい。
Suica以外のICカードを北海道でも使えるようにしてほしい。

平成25年3月23日(土)より、当社のKitacaをはじめ、下記の交通系ICカードの全国相互利用サービスが開始しました。これにより、下記の交通系ICカードのいずれか1枚をお持ちいただければ、全てのエリアの鉄道・バスのご乗車が可能になり、また、各交通系ICカード加盟店において、電子マネーによるショッピングが可能になりました。
※「PiTaPa」は電子マネー相互利用対象外です。

札幌駅の自動改札機の上に進路案内を設置しました。

札幌駅の自動改札機は、台数も多く、利用する人も多いので、どの改札機を通ることができるのか、遠くからでもわかるようにしてほしい。

札幌駅では、お客さまの声を受けて、お客さまが誤って通過できない改札機を使用することのないよう、自動改札機の上に、自動改札機の進路案内を設置しました。
今後もお客さまに利用しやすい駅作りを進めてまいります。

▲札幌駅の自動改札機
長都駅の通路に滑り止めのマットを敷きました。

長都駅の通路が滑りやすくなっているので、何か対策してほしい。

千歳駅(長都駅の管理駅)では、お客さまの声を受けて、お客さまが滑って転倒することのないよう、駅の出入口から改札までの通路に滑り止めのマットを敷き、より安心してご利用いただけるようになりました。
今後も、お客さまに安心してご利用いただけるよう努めてまいります。

▲長都駅の改札口
(黒い部分が滑り止めマット)
塘路駅前をアスファルト舗装しました。

塘路駅前の路面が一部砂利になっていて、滑りやすくなっているので何か対策してほしい。

塘路駅前の路面の一部が舗装されていないため、アスファルト部分と砂利部分との境目に段差があって躓きやすく、雨の日などは滑りやすい状態であったため、アスファルト舗装を行い、より安心してご利用いただけるようになりました。
今後も、お客さまに安心してご利用いただけるよう努めてまいります。

札幌駅においてホーム混雑緩和のため店舗を一部撤去しました。

札幌駅では、通勤通学の時間帯などホームが混雑し、並ぶところがない。

札幌駅では、お客さまの並ぶスペースを確保するため、5~10番ホーム上の一部の店舗を撤去し、空いたスペースに整列ラインを引きました。
これは、お客さまからの声のほか、札幌駅社員からも改善した方が良いという意見があり、実施した取り組みです。
今後もお客さまに安心してご利用いただける駅作りを進めてまいります。

札幌駅の西みどりの窓口の看板を見やすくしました。

札幌駅の西みどりの窓口の場所がわかりづらい。

札幌駅の西みどりの窓口の看板は、壁面より奥に掲出しており、目立たなく、お客さまから「わかりづらい」というお声をいただいておりました。
そこで、看板を壁面まで出し、遠くからでも目立つように、背景の色や字の大きさなどを変えました。
今後もお客さまに利用しやすい駅作りを進めてまいります。

旭川駅の「グリーンボックス」の位置を変更しました。

旭川駅のグリーンボックスの位置が窓口から見える場所に置いてあって記入しづらいです。

旭川駅では、お客さまからのご意見を受け、より多くのお客さまの声を承ることができるよう、「グリーンボックス」の位置をお客さまが記入しやい場所へ移動させるとともに、さらに1箇所追加しました。
今後も、お客さまの声を少しでも反映させ、ご利用しやすい駅作りを進めてまいります。
東改札口側券売機横
待合室内
▲旭川駅のグリーンボックス
八雲駅において階段の段差の視認性を向上させました。

八雲駅の跨線橋の階段は、段差が認識しづらいため、対策を検討してください。

八雲駅では、高齢者や目の不自由なお客さまのご利用が多いため、安心してご利用いただけるよう、階段の段差を認識しやすくする「識別表示」というシールを貼り、視認性の向上を図りました。このシールは、滑り止めの効果もあります。
今後も、お客さまに安全に、安心してご利用いただけるよう、駅設備の改善に努めてまいります。

▲八雲駅の階段
琴似駅ホームをお客さまが並びやすいように改善しました。

琴似駅のホームは狭く、特に朝の通勤通学時間帯は非常に危ないです。

琴似駅では、お客さまからのご意見を受けまして、ホームに設置している自動販売機とベンチを移設して、お客さまの整列スペースを広くしました。併せて、整列ラインについても、お客さまの動線や溜まりやすい場所などを考慮し、ラインを引き直しました。
今後もお客さまに安全にご利用いただける駅作りを進めてまいります。
整列スペース

整列ライン

新千歳空港駅の案内サインのリニューアルを実施中です。

新千歳空港駅の案内看板に書いてある内容が雑然としていてわかりにくいです。

新千歳空港駅では、お客さまからの声のほか、新千歳空港において航空会社が増えたこともあり、案内サインや避難経路図のリニューアルを実施しております。これまでは、航空会社の名称を文字で記載しておりましたが、文字から会社のロゴに変更し、遠くからでも見やすく、わかりやすいご案内となっております。
全ての案内サインのリニューアルは平成24年末を予定しております。

▲案内サイン

▲避難経路図
あいの里教育大駅南口がオープンしました。

あいの里教育大駅の南側にも改札口を設置してほしいです。

あいの里教育大駅では、お客さまからのご要望のほか、駅南側からご利用されるお客さまが増加していることから、土地区画整理組合のご要望もあり、10月13日に南口がオープンしました。南口には、自動券売機及びIC・磁気券対応の自動改札機などを設置しており、駅南側からもご利用いただけるようになりました。

▲あいの里教育大駅南口の外観

▲あいの里教育大駅南口改札内
篠路駅の駐輪場に照明を設置しました。

篠路駅の駐輪場は、照明が無いため暗くなると視界が悪く、防犯上も良くないので、照明をつけてほしいです。

篠路駅では、お客様からのご意見を受けまして、駐輪場に照明を設置し、より安心してご利用いただけるようになりました。

▲篠路駅の駐輪場
札沼線(愛称:学園都市線)を電化しました。

電化前の学園都市線について、ご利用のお客様から以下のような声を多数いただいておりました。
・朝の通勤通学の時間帯によく遅れるし、車内は非常に混雑している。
・冷房車両が少なく、車内が暑い。


学園都市線は、6月1日に電化開業し、約7割の列車を電車にしました。電化したことで学園都市線は次のように改善されました。
1.乗り降りがスムーズ!
3ドアのロングシート車両の増加により、通勤通学の時間帯の乗り降りがスムーズになり、混雑が緩和されました。
2.冷房で車内が快適
冷房車両が増えたことで車内を快適にご利用いただけます。
3.時間短縮
電車化により一部列車の所要時間を短縮しました。
4.バリアフリー対応
電化により導入した新型通勤電車は、乗降口がノンステップになっているほか、手すりの増設など、バリアフリー対応を施しております。
5.通勤通学の混雑緩和!
新型通勤電車は、学園都市線を含めた札幌圏で運行しており、 学園都市線以外の線区でも、朝の通勤通学の時間帯の混雑が緩和されております。
今後は、10月に全面電化開業し、札幌~北海道医療大学間の全ての列車を電車にすることで、所要時間の短縮を図っていきます。

▲出発式の様子

▲新型通勤電車

▲新型通勤電車の車内の様子

▲乗降口(ノンステップ)
桑園駅のホームに乗車口位置の案内を設置しました。

桑園駅で列車を待つとき、どこで待てばいいのか分かりづらいです。

桑園駅では、3両編成ならびに6両編成別に、乗車口をわかりやすく案内できますよう、ホーム上に乗車口案内を設置しました。
昨年の12月に1・2番ホームに、6月には学園都市線の電化にあわせて、3・4番ホームに設置しました。そのほか、同じく学園都市線の電化にあわせて、八軒駅、新川駅、新琴似駅、太平駅、百合が原駅、篠路駅、拓北駅、あいの里教育大駅、石狩太美駅、そして北海道医療大学駅にも乗車口案内を設置しました。

▲桑園駅の乗車口案内

▲八軒駅の乗車口案内
札幌駅にお客さまへのご案内用としてiPadを導入しました。

札幌駅のインフォメーションスタッフ(赤い制服のスタッフ)が多くの資料を抱えており、北海道の顔の駅としてふさわしくない。

札幌駅では、iPadを利用した案内に向けプロジェクトチームを立ち上げて検討を進め、お客さまへのご案内に必要な情報を盛り込み、4月から試行的にiPadの使用を開始しました。
資料をめくっていた従来に比べ案内が格段にスピードアップし、画面での説明が分かりやすいと、お客さまの評判も上々です。さらには、使用頻度の高い情報は、英語、中国語、韓国語にも対応しています。

▲iPadでお客さまへご案内するインフォメーションスタッフ
沿線高校の学生に乗車マナーのパンフレットを配りました。

新入学時期になり、乗車マナーが悪い学生がいるので、指導してほしい。

4月の新入学時期に、道内の各駅では、定期券の出張販売で沿線の各高校を訪問した際に、定期券と一緒に乗車マナーパンフレット(右図)を配ったほか、駅の掲示板にポスター版で掲出するなど、通学生をはじめ、ご利用のお客さまの乗車マナー向上のために取り組みました。
今後も沿線の学校と連携しながら、乗車マナーの向上に向けて取り組んでまいります。

▲乗車マナーパンフレット