青函トンネルのあらまし

40余年の歳月と人々の熱い情熱、英知、技術が生み出した世紀の大事業。

青函トンネルは戦前に構想が計画され、本格的な調査は終戦後に行われました。昭和29年には洞爺丸事故によって構想の早期実現が叫ばれ、その10年後の39年に北海道側吉岡調査斜坑の着工にこぎつけたのです。その後、幾多の試練と挫折を繰り返しながら、60年3月に本坑全貫通。その3年後の63年3月13日、北海道と本州を陸続きにした「青函トンネル」が完成し、函館・青森間の営業が開始されました。全長53.85km、海面下240m。構想から40余年の長い歳月とトンネルの情熱を燃やし続けた人々の夢が実を結び、海の下をくぐり抜ける壮大なドラマが完成したのです。
青函トンネルのあゆみ (完成後) 青函トンネルのあゆみ(完成前)