鉄道営業

お客様への快適で充実した鉄道輸送サービスの提供、
観光素材や鉄道の魅力を活かした営業施策を通して、北海道全体の活性化に貢献する。

鉄道営業は、鉄道を利用していただくことにより、収益を拡大し輸送サービスの向上を図る部門です。 北海道の魅力的な観光素材を活かし、鉄道をもっと身近に感じていただくため、地域の皆様と連携した観光開発やお得なきっぷの企画などを行っています。そして、駅を日々ご利用されるお客様に対し、より快適で充実した輸送サービスを提供しています。

JR北海道の「鉄道営業」の魅力

世界的な観光地である北海道で、地域の日常の足から旅行まで幅広くサービスを提供しています。北海道新幹線の札幌延伸を見据え、持続的な観光流動創出のため沿線の皆様と力を合わせ北海道全体を活性化できることがJR北海道の鉄道営業における魅力です。

鉄道営業の現場である駅は、お客様にとってはJR北海道の顔です。ニーズに合わせた対応により、「JR北海道ファン」を創り出すことに貢献できます。また、販売機器システム更新や案内サイン設置、駅輸送業務の安全管理・指導など、お客様サービスの更なる向上に向けて取り組めることも駅業務の魅力です。

具体的な業務内容

駅(営業)

改札口でのお客様へのご案内やきっぷの回収・払い戻し、みどりの窓口でのきっぷの発売、各種放送案内、お手伝いを必要とされるお客様の乗降介助などを担当しています。

駅(輸送)

駅にはお客様と関わる営業の他にも「輸送」と言われる業務があり、一部の駅では、両数を変更するための車両の連結・分割、手動による駅構内の信号操作などを担当しています。

特別企画乗車券の設定

特別企画乗車券(おトクなきっぷ)の企画・立案を行います。「きっぷ」と言っても駅で発売する紙のきっぷから、インターネットを活用したチケットレス商品など、お客様や時代のニーズにあわせて様々な商品を設定、収入確保に努めています。

営業戦略の企画・立案

運輸収入などからお客様の動向や将来像を多角的に分析し、営業戦略の企画・立案を行います。関係する部署との調整を行いながら、お客様や会社収支にとっての最適解となる戦略を目指しています。

鉄道商品などの宣伝

鉄道商品のターゲットとなるお客様層に合わせてホームページやポスター、WEB広告などの媒体を適切に選択することで宣伝効果の最大化を目指し鉄道利用に繋げることが主な業務です。その他には時刻表の案内に関する編集なども担当しています。

観光開発の推進

少子化に伴い、利用人員の減退が想定される中、交流人口の拡大を目的に、地域と連携した観光列車の計画や、車両基地などを活用したイベントの企画を行います。他には観光列車のリニューアル工事などでは設計段階から車両設計部署との調整も行います。

インバウンド旅客の
利用拡大

今後も成長が見込まれる訪日外国人観光客の鉄道利用拡大を使命にアジア圏を中心に現地の旅行博出展や、旅行会社へのセールスを直接行います。他にはSNSなどを活用した外国人向けきっぷの販売促進から、駅などの受入環境の整備まで幅広く行っています。

旅行会社・
航空会社等との連携

営業部・道外営業所(東京・仙台)にて旅行会社・航空会社へセールス、説明会等を実施、旅行商品造成を通じた鉄道利用促進を図るとともに、JR東日本、北海道観光機構、東北観光推進機構等と連携し、北海道新幹線を利用した修学旅行の誘致にも取り組んでいます。

団体・指定席管理

団体管理では列車を利用したツアーや修学旅行などの受付及び手配を行います。指定席管理では座席全般の管理をはじめ、乗車券発券機器の仕様などを他旅客会社やシステム会社と連携し開発しています。

駅設備の改善

お客様が利用しやすく、また社員が働きやすい環境となるように、駅設備の改善について企画し、各系統と連携して実現に向けて調整しています。札幌駅リニューアルや北海道新幹線札幌開業に向けた駅関連設備に関する検討・調整も行っています。

駅の機器システム管理

自動改札機や券売機など駅務に関わる機器の設置・撤去・取替の計画を立てたり、営業に関わるシステムの導入・更新に加え、制度改正や営業施策などに伴う機能改修や操作改善への対応を検討しています。

社員教育

きっぷの発売や精算に必要な鉄道の知識の習得や接遇、訓練車両を使用した駅輸送業務の訓練など、新入社員から管理者まで年次に応じた駅社員の技術の習得・向上に向けて、集合型研修を企画・実施しています。

1週間の勤務体系(一例・駅社員の場合)

一週間の勤務体系表
  • ※勤務体系はあくまでも一例です。箇所や職種によって異なります。

勤務地

勤務地エリアマップ
  • ※上記の箇所以外にも、本社や各支社(釧路・旭川・函館)、道外営業所(東京・仙台)で勤務する事があります。

Topics

HOKKAIDO LOVE!
ひとめぐり号

 「空と陸の連携」により北海道の地域活性化に資するために、多目的特急車両「ラベンダー」・「はまなす」編成を使用した特別貸切列車で北海道を周遊するツアーとして、2021年10月から始まりました。JALの客室乗務員である「JALふるさとアンバサダー」北海道地区担当が企画段階から携わり、航空機機内さながらの雰囲気を列車内でお楽しみいただける様々な企画を準備しています。

スタートレイン計画

当社では、リゾート列車をはじめ、SLやノロッコ号など様々な観光列車を運行してきましたが、これらの車両は老朽化により、既に廃車となったものがあるほか、今後継続的に運行できる車両が少なくなってきています。
そこで、車両・運行体系・サービスなど全く新しい観光列車「赤い星」「青い星」を運行することで、沿線と共に北海道を活性化する計画「スタートレイン計画」をスタートさせました。
現在、2026年度の運行開始に向けて、地域と連携しながら準備を進めています。

ツガルカイセン

東北・北海道新幹線の相互利用促進を図るため、青函エリアにおいては2022年度から継続して、JR東日本と連携し「海鮮」をキービジュアルにした「ツガルカイセン」プロモーションを展開しています。

話せる券売機

お客様が自ら操作してきっぷを購入する機能だけではなく、遠隔操作でオペレーターと通話しながらきっぷを発売する機能を要する「話せる券売機」を、2018年度から道内各地に順次設置しています。(2024年度末には計63駅)

この系統の先輩社員

※入社年次は取材当時の情報です。

    戻る