北海道新幹線開業の日に
ホームで仲間と見送った
1番列車は忘れられません。

村上 太一TAICHI MURAKAMI

新幹線工事部 [2012年入社]

新幹線札幌駅や在来線札幌駅の設計や工事計画等を担当
北海道美唄市 工学部・建築工学科卒

先輩の声

JR北海道に入社した決め手を教えてください。

私は前職、ゼネコンで建築工事現場の現場監督をしていました。建築現場では設計図を基に詳細な施工図を作成して建物を建てるのですが、計画や設計があまいことが多く、現場では非常に苦労をしてきました。現場に苦労をさせないために、自分の経験を活かして計画や設計に携わることができないかと思ったのが転職のきっかけです。当時は北海道新幹線開業の4年前だったので、街のランドマークとなる新幹線駅の計画に関わりたいというのがJR入社の決め手になりました。

現在担当している仕事を教えてください。また、どんな時にやりがいを感じますか。

新幹線札幌駅の計画・設計や、在来線札幌駅で行っている改修工事の計画が私の主な業務となります。札幌駅は北海道で最も注目される場所のため、駅の計画はJR北海道が単独で物事を決めることより、札幌市等の各行政機関や駅周辺の関係者等、多種多様な方々との日々の調整によって決めることが多いです。建物自体の計画という枠を超えて、札幌駅周辺の将来のまちづくりに参加しているということに非常にやりがいを感じています。

これまでの経験の中で一番印象に残っているエピソードを教えてください。

私は、入社1年目に新函館北斗駅の在来線駅範囲の設計を担当し、2年目から北海道新幹線が開業するまでの3年間を現地で設計した駅等の工事発注及び監理を担当しました。当時、北海道にとって新幹線は未知の存在であり、新幹線を開業させるための工事は容易ではありませんでしたが、工事に携わった社員は一致団結して予定通り北海道新幹線の開業を成し遂げました。開業の日に新函館北斗駅のホームで東京行きの1番列車を仲間と見送ったことは忘れられない思い出です。

プライベートの楽しみ方(休日の過ごし方など)を教えてください。

2人の息子がサッカーをしているので、サッカーの試合観戦で1日が終わります。サッカーの無い日は家族とキャンプに出かける等、週末はほぼ外にいるため真っ黒になっています。冬はサッカー観戦とわかさぎ釣りをしています。

最後に、学生の皆さんに一言メッセージをお願いします。

JRは駅員や運転手のイメージが強く、建築・土木・機械・電気等の仕事の印象はあまりないかもしれませんが、鉄道には欠かせない重要な職種となっています。一緒に北海道新幹線の札幌延伸工事を成し遂げ、札幌開業の1番列車を見送りましょう!

ある1日のスケジュール

8:30
出社、メールチェック
9:00
会議資料作成
10:00
社外で打合せ
12:00
帰社、昼食
13:00
メールチェック、グループ内の打合せ
15:00
社外打合せ
17:00
帰社、会議資料作成
18:00
退社

職歴

2012年入社 工務技術センター建築1グループとして新幹線指令室、新函館北斗駅の設計や工事監理等を担当
2013年 木古内新幹線工事事務所建築グループとして新函館北斗駅の設計や工事監理等を担当
2016年 工務技術センター建築2グループとして新千歳空港駅改修の設計や工事監理等を担当
2018年 工務部設備課建築計画グループとして新幹線札幌駅や在来線札幌駅の設計や工事計画等を担当
2023年 新幹線工事設備グループとして新幹線札幌駅や在来線札幌駅の設計や工事計画等を担当

取材日:2024年1月
※2024年4月現在、新幹線工事部 設備グループにてグループリーダーとして活躍中!