K.N.
室蘭運転所 [2009年入社]
主任運転士(指導担当)として運転士指導訓練、シミュレータ訓練、乗務員指導等を担当
北海道苫小牧市出身 旅行学科卒
先輩の声
JR北海道に入社した決め手を教えてください。
高校2年生の総合学習で進路について考える時間があり、JR北海道のドライバーコースを知りました。最初は安易に、「カッコいい」「待遇もよさそう」「大企業に勤めればカッコいい車に乗れるかも」との思いがありました。会社や業務について調べていけばいくほど、運転士の魅力に惹かれ、生まれ育った北海道で列車を運転することや沿線で子供たちが手を振ってくれたら手を振り返す運転士になることが目標になり、JR北海道で運転士として働きたいと思いました。

現在担当している仕事を教えてください。また、どんな時にやりがいを感じますか。

令和4年6月より指導担当に指定され、運転士の指導訓練やシミュレータ訓練、添乗や運転士の日常指導等の業務を担当しています。お客様を安全に目的地まで運ぶことが運転士の使命と感じており、安全を最優先に考動できる運転士育成のため、指導担当として業務に邁進しています。指導担当は毎日が勉強で、「伝えること」の大切さ、難しさに改めて気づきました。コミュニケーションを大切に先輩、後輩とともにレベルアップを目指し、自らも一緒に成長していきたいと思います。
これまでの経験の中で一番印象に残っているエピソードを教えてください。
一番印象に残っているエピソードは、電車免許取得です。室蘭運転所では令和5年度よりワンマン電車の運転が開始されることから、約6か月間家族と離れ、同期3名と札幌で電車免許取得を目指しました。自分の職場を離れ、違う職場での養成に不安がありましたが、指導操縦者や先輩方に大変お世話になり充実した時間を過ごせました。試験合格を告げられた時は涙を流して喜びましたし、動力車操縦者免許取得時とは違った今まで感じたことのない達成感がありました。この貴重な経験を今後の業務に活かしていきたいと思っています。

プライベートの楽しみ方(休日の過ごし方など)を教えてください。
休日は、可愛い娘と美しい妻と家族の時間を大切に過ごしています。キャンプに行ったり買いものに出かけたり、美味しいものを食べたりしています。また、上達しないゴルフを先輩方と楽しんでいます。
最後に、学生の皆さんに一言メッセージをお願いします。
自分の意見や本当の気持ちを言えるようになってください。自分の意見を誤解されないように正しく伝えることはとても大切です。自分の思いを心を込めて相手に伝えることで、良好な人間関係を築けると思います。
ある1日のスケジュール
- 8:30
- 出社
- 9:00
- 朝礼、指導打ち合わせ
- 9:30
- 運転士指導訓練
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 運転士指導訓練
- 15:30
- 指導掲示作成や添乗
- 17:35
- 退社
職歴
2009年入社 | 苫小牧駅営業係として改札業務を中心に、気動車の分割などの輸送業務を担当 |
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2009年 | 社員研修センター動力車操縦者養成所にて気動車の運転士になるための学科講習を受講 |
2010年 | 室蘭運輸所運転士見習として指導操縦者と共に列車に乗務し、技能講習を受講 |
2010年 | 室蘭運輸所国家試験合格後、運転士として苫小牧、長万部方面のワンマン列車を中心に札幌、函館方面の特急列車を運転 |
2021年 | 室蘭運転所電車運転士見習として指導操縦者と共に電車列車に乗務し、技能講習を受講 |
2022年 | 室蘭運転所主任運転士(指導担当)として運転士指導訓練、シミュレータ訓練、乗務員指導等を担当 |
取材日:2022年11月
※2024年4月現在、室蘭運転所にて運転士として活躍中!