Y.A.
函館支社運輸グループ [2018年入社]
輸送指令員として列車の運行管理、現地作業者との作業打合せ等を担当
千葉県出身 文学部 行動科学科卒
先輩の声
JR北海道に入社した決め手を教えてください。
旅行が好きで、学生時代によく列車で北海道を旅していました。その際、赤字といわれている路線でも、通学している高校生や買い物に行く地元の方など、列車の利用者が思った以上にいることを目の当たりにしました。それを見て、地域交通の重要性を改めて感じ、「課題が沢山あるなかで、この地域に対して何ができるか考えてみたい」という思いが強くなり、JR北海道に入社を決意しました。

現在担当している仕事を教えてください。また、どんな時にやりがいを感じますか。

輸送指令員は、列車が時間通りに走っているかを管理し、遅れているならば「どのように定時にするか」「列車の順番をどうするか」などを考える仕事です。列車はオレンジ色の線(短絡というもの)で運行表示盤に示されるだけですが、そこには何百というお客様がご乗車されていると思うと、身が引き締まる思いです。また、線路・設備の保守点検をする作業者と、列車の運転状況等を打合せることも仕事の一つです。遅れている列車を1つでも伝え漏らすと、作業者の命を危険にさらしてしまうため、自身の仕事が安全に直結していると感じています。
これまでの経験の中で一番印象に残っているエピソードを教えてください。
3カ月の車掌見習いが終わり、初めて一人で乗務する日の事です。東室蘭駅でポイント不転換(雪が挟まり、線路の切り替えができなくなる)が発生し、列車が1時間半ほど遅れてしまいました。ベテラン車掌から「異常時は積極的にお客様の前に出ること」を教わっていたので、泣きそうになりながらも車内に入り、お客様にお詫びをしたり、お乗り換えのあるお客様の人数・行先を確認したりしました。なんとか初一人乗務を終え、達成感を感じた瞬間でした。

プライベートの楽しみ方(休日の過ごし方など)を教えてください。
函館はすぐ近くに泉質の良い温泉が沢山あるので、よく入浴しに行っています。またサウナの施設も最近増えてきたので、汗をかいて自律神経を整えています。泊まり勤務では睡眠時間が少なくなってしまうので、休日は出来るだけ沢山寝て、休むようにしています。
最後に、学生の皆さんに一言メッセージをお願いします。
出来るだけ沢山の会社を見ていろんな人と話し、じっくり自分と向き合って、多くの情報を得た上で、自信を持って「ここだ!」と思える会社を選ぶことが大事だと思います。どうしても周りと比較して焦ってしまう事もあるかもしれませんが、まず自分ができる事から始めてみましょう!
ある1日のスケジュール
- 8:45
- 朝礼点呼
- 8:50
- 前日の着台者から引き継ぎ・交代し、着台
指令業務(列車運行管理、現場作業者との打合せ等)
- 11:00
- 昼食
- 12:00
- 着台、指令業務(列車運行管理、現場作業者との打合せ等)
- 17:00
- 夕食
- 18:00
- 着台、指令業務(列車運行管理、現場作業者との打合せ等)
- 2:00
- 早寝担務者と引継ぎ・交代
- 2:15
- 仮眠
- 6:00
- 起床
- 6:30
- 着台、指令業務(列車運行管理、現場作業者との打合せ等)
- 8:50
- 当日の着台者に引継ぎ・交代
- 9:15
- 退社
職歴
2018年入社 | 函館駅営業係としてみどりの窓口でのきっぷ販売・改札でのお客様案内 |
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2019年 | 函館運輸所車掌として運転取扱い業務、車内での営業案内 |
2021年 | 函館支社 運輸グループ輸送指令員として列車の運行管理、現地作業者との作業打合せ等を担当 |
取材日:2022年11月
※2025年4月現在、総務部 厚生グループにて活躍中!