安全性向上のための取り組み

③取り組みの事例紹介

2016.11.14

根室線 復旧工事の状況について
(11月14日、新得駅構内「下新得川橋りょう」の工事を公開しました)

11月14日、根室線 新得駅構内の下新得川橋りょうにおいて、橋桁を架ける工事を行いました。その工事の様子と、その他の橋りょうの復旧状況についてお伝えします。

【被災状況】

下新得川橋りょうは、根室線 新得駅構内にある橋りょうで、台風被害により橋りょうが流失し、路盤も流出しました。

下新得川橋りょう被災時

被災時(8月31日時点)

下新得川橋りょう被災時被災状況側面図イメージ

被災状況 側面図

【新しい橋りょうの構造】

新しく設置する橋りょうは、これまでの橋りょうと大きく2点異なります。

1つは、橋桁を長くすること。もともとの下新得川橋りょうは、10mの橋桁が3連あり合計で30mの橋りょうでした。今回の復旧工事で造る新しい橋りょうは、35mの橋桁を1連とします。これにより、河川の中に橋脚を作る必要がなくなり、工期短縮につながると考えています。

新しい橋りょうの構造イメージ

2つめは、橋桁をU字型の「下路形式」にすることです。「上路形式」だった以前の橋りょうと比べて、橋桁と川面との空間が広くなります。このため、流木などが流れてきた場合でも橋桁に引っかかる可能性が低くなり、同種災害の防止につながると考えています。

下路形式イメージ

【11月14日の工事の様子】

下新得川橋りょうがある新得駅構内は、すでに雪が積もっていました。

工事の様子

下新得川橋りょうは、9月中旬から復旧工事に本格着手し、橋台の設置や盛り土の復旧作業を進めてきました。

11月14日は、橋桁を架ける工事を実施。この橋桁は重さ64トンあり、北海道に2台しかない1200トンのクレーンでつり下げられ、川の両岸にある橋台に設置されました。

新しい橋桁は、長さ35m、重さ64トンあります。

U字型の下路桁

巨大なクレーンで橋桁を架設。

クレーン吊り上げ クレーン吊り上げ

このエリアでは、8月の台風により下新得川橋りょう以外にも複数の橋りょうが流失しました。

十勝清水~羽帯間の「清水川橋りょう」は、下新得川橋りょうと同じように新しい橋台2基を設置し、11月8日に橋桁の架設を終えています。

また、新得~十勝清水間にある「第1佐幌川橋りょう」は、新しい橋脚・橋台の設置、橋桁を架ける工事を進めています。

清水川橋りょう架設

清水川橋りょう(11月17日時点)

第1佐幌川橋りょう工事

第1佐幌川橋りょう(11月11日時点)

それぞれの橋りょうで、レールの敷設や信号設備などを取り付ける工事を引き続き進めています。

トマム~芽室間の年内運転再開を目指し、全社をあげて復旧に取り組んでいきます。